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2026年04月10日
No.10005188

18歳になっても、パチンコを打たない理由は?
【毎週金曜日更新】全日本学生遊技連盟・週刊連載コラム㉖

18歳になっても、パチンコを打たない理由は?
全日本学生遊技連盟職員・金海謙 初めて打った機種は『eフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 再来-白き一角獣と黒き獅子-』

新年度を迎えて1回目のコラムです。今回は新年度がスタートするタイミングで遊技を始める人はいるのか、今年からホールへ足を運ぶことができる年齢になった人の特徴を、これまでの経験や見聞を基に考えてみたいと思います。

18歳になると選挙権が得られたり、成人として扱われたり、そしてなによりパチンコ・パチスロをホールで遊べる年齢になります。そこで、遊べる年齢になったとしても多くの人がすぐにホールに行くのかという点に注目したいと思います。

日本の多くの人が高校3年生の時期に18歳を迎えると思います。しかし自分の通っていた高校もそうですが、校則としてパチンコ・パチスロを禁止している学校が基本だと思います。次に遊ぶ機会となるのは、高校卒業後の大学入学前や就職のタイミングだと思います。このタイミングで初めて遊びに行ける環境になります。しかし、周りの友達に聞いてみてもパチンコ・パチスロを打ちにホールへ行ったことがあるという人はあまりいません。18歳になれば日本の法律的には遊べるようになるのに、なぜ若者は足を運ばないのでしょうか。

新年度春、遊びの選択肢が1つ増える

僕が考える理由の一つは、やはり情報や知るきっかけが少ないことです。高校時代は校則で禁止されていて選択肢にすらなかったものが、大学に入って急に「遊べますよ」と言われても、どう遊ぶのか、どこに行けばいいのか、いくらかかるのか、といった基本的なことすらわからないままです。そのため結局行かないという選択をする人が多いのだと思います。実際友人に「一緒に行ってみない?」と誘ったことがあります。彼は「少し興味はあるけど、何も知らないから怖い」と言いました。「いくら使うか分からない」「負けたらどうしよう」など不安だらけで、情報不足がどれだけ新規ユーザー誘致の障壁になっているか実感しました。

このほか、別の趣味や娯楽が世の中に多いことも影響していると考えます。多くの人が大学生になるまでにはそれぞれの趣味を持っていると思います。そして、その限られたお金を趣味に使っている人が多いです。周りの友人たちを見ていると、お金を新しい趣味ことに回す余裕がないように感じます。加えてスマホゲームやカラオケ、宅飲みなどの「安価」で楽しむことができる娯楽が周りに多く存在しています。そのため、わざわざ新しいことにお金を回す余裕や動機が生まれにくいのです。友人に話を聞いていても、「今が楽しいし、満足しているからこれ以上はいい」「よくわからないものにお金を使うくらいなら貯金したい」のような、安定志向や現状維持の考えの人が多いイメージがあります。

また、先ほど述べたパチンコ・パチスロを遊技するのにいくらかかるのか分からない不透明さも相まって不安を助長し、これらが行かない理由になっていると感じます。「お金がかかりそう」「怖い」「よくわからない」といった印象が先行して、最初から選択肢に入れていない人も少なくありません。僕自身も実際に遊ぶまではこのイメージを持っていました。18歳になれば法律的には遊べるようになるのに、心理的なハードルはなかなか下がらないのが若い世代に届いていない1番の理由かもしれません。

こうした、お金や時間といった現実的な問題もありますが、根本には世間からのイメージによるマイナスな先入観や印象、何も知らないことへの不安があると感じます。なので最初の1回、はじめの一歩を踏み出せるような取り組みが必要だと考えています。選択肢が増えたのに、情報が届かないせいでその選択肢を最初から消してしまうのはもったいない。好きか嫌いか、合うか合わないかは、知ってから決めればいい。知らないまま遠ざけるのは、せっかくの自由を自分で狭めているようなものだと感じます。

知ってから決めてみるのがいい!

無理に勧めるつもりはないのですが、少しでも興味があるのなら試してみるのが良いと思います。周りに18歳になる人や大学生がいたら、ぜひ一度体験してみることを勧めてみてほしいです。そして、僕自身もまだ経験が浅い初心者ですが、だからこそ分からない人の気持ちが分かります。この気持ちを忘れずに、これからも発信していきたいと思います。

文=金海謙(全日本学生遊技連盟)


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