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2026年02月13日
No.10005133

ぱちんこファンに肩身の狭い思いをさせちゃならん|KPフォーラム

ぱちんこファンに肩身の狭い思いをさせちゃならん|KPフォーラム
西村代表

元リカバリーサポート・ネットワーク(※)の代表理事で精神科医の西村直之氏が、新しい一般社団法人を立ち上げた。名称は、健全パチンコ・パチスロ推進フォーラム(略称:KPフォーラム)。プレス向け説明会が1月28日、都内で行われた。

西村代表が同法人を設立した目的は、若手の研究者を育成することにある。中立の立場にある研究者に遊技産業に関する研究・発表をしてもらうことで、遊技産業の存在価値を最大化させることと、遊技がもつ負の影響を最小化させることを目指している。

設立の動機となった背景には、遊技産業が社会とコミュニケーション不足の状態にあることが大きいという。IR(カジノを含む統合型リゾート)施設が2030年に開業予定であること、ギャンブル等依存症対策が感情論のようなものに左右されること、パチンコをバッシングするような論文が海外では発表されていることなども憂慮している。

西村代表は「科学的な根拠に基づくエビデンスをちゃんと作っていきたい。どうすればプレイヤーは安全に長く遊べるのか、どうすれば社会がリスクのある遊びを受け止めてくれるのか、どうすれば見当違いではない合理的な依存対策ができるのか――。こうしたデータは日本にも海外にもありません」とエビデンスの重要性を説く。

KPフォーラム_立ち上げ

着想は海外のアミューズメント産業から得た。同産業では若手研究者に自身の産業を検証してもらいながら若い発想を取り入れ、社会との調和や産業の持続発展を図っているという。

「当フォーラムが助成する研究では、遊技産業が果たすべきCSR(企業の社会的責任)やCSV(共通価値の創造)も視野に入れていきます。遊技産業はこれまで多くの社会貢献活動をしていますが、その検証すら一向にされていません。これはそれほど難しい話ではありません」(西村代表)

遊技産業の維持・発展のために立ち上がったKPフォーラムは、個社の利益追求を目的としない遊技産業の個社を募っている。入会金は10万円、年会費は30万円。参加企業数がある程度整った段階で、懇意にする大学、研究室、研究者、専門家と活動を本格化させる。

西村代表は説明会の後段で、次のような心情を吐露した。
「僕はリカバリーサポート・ネットワークの電話相談で、ぱちんこをすごく好きで大事に思っている人がぱちんことうまく付き合えなくなった悲しさを、ずっと聞いてきました。彼らはぱちんこで悲喜こもごもがありながらも、ぱちんこのおかげでいろいろなことを毎日乗り越えていた。その悲しさに気づいた人間としては、そのまま放っておくわけにはもういかない」

「アンチや根拠に基づかない感情論によって、ぱちんこを好きな人がまるで悪いことをしているように否定されて、パチンコホールに足を運びづらくなる、好きなものにさえ行きづらくなる。そんな窮屈な社会にはしたくない。IRができたときに依存問題が再燃することは目に見えている。そのときに遊技産業は、自分なりに遊び方を調整している人たちにまで肩身の狭い思いをさせるのか。それはさせちゃならんと思います」


【法人概要】
名称:一般社団法人 健全パチンコ・パチスロ推進フォーラム(略称:KPフォーラム)
所在地:東京都中央区銀座8-17-5
代表者:西村直之
URL:https://www.kenzenppsforum.com/home

※リカバリーサポート・ネットワーク:ぱちんこ依存問題に悩む本人や家族から、電話相談を受け付ける認定特定非営利活動法人


文=アミューズメントジャパン編集部


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